大根の月

こんにちは。




空にはまだ厚い雲があるけど、その向こうには青空と太陽が顔をのぞかせている、郡山です。



台風の被害に遭われた地区の、一日も早い復興を願っております。




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今朝は、その厚い雲の合間から、



白く透けた月が見えて、




10代の頃に読んだ本を思い出しました。




向田 邦子さんの短篇小説「大根の月」



大根を切る母親のそばから手を伸ばした、幼い頃の主人公。



その時、母親が誤って、包丁で幼い娘の指先を切り落としてしまい、



それが心の傷になって、その後の人生を左右してしまう、




といった内容でした。




その描写もショッキングだったけど、




あの昼間の月を、薄く切った大根の輪切りに例えてしまう




そして、主人公の心の傷とうまくリンクさせてしまうところが、




向田さんの作品ならではだと感じます。




確かに、大根の薄切りだわ…




昼間の月を見るたびに、その小説を思い出します。




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読書の秋…最新の小説もいいけど、



じっくり時間をかけて、お気に入りね文庫本を探すのもいいですよ(^-^)



ところで、




どうして昼間の月は透けてみえるの?



知っている方、教えてください(>ω<人)












2009年10月09日 Posted byK*th2 at 14:30 │Comments(2)

この記事へのコメント
いまだに時々読んでます、元々読書はあまり好きではなかったのですが、
たまたま、向田さんの”思いでトランプ”の”カワウソ”を立ち読みしてから
一気に、ファンになりました。^^
向田さんは、何処にでもあるような、不幸?災難?などでも、せつなくも、さり気なく、時にはユーモアを交えて、読み手を引きつけてくれます。
中国だったかで事故?で亡くなってしまったのが、残念でした。(ーー;)
もっともっと、活躍してほしかったと思いました。
Posted by 猫シッポ at 2009年10月10日 10:15
猫シッポさんへ
向田さんの作品は私も好きで、文庫本で何冊か読みました。
読み手に大きな衝撃を与えるタイプの作品ではないけど、なぜか心に残る、味わいというか、深みのある作風でしたよね。
もうだいぶ前に亡くなられましたが、当時は脚本家としても活躍されていましたね。
もっといろいろな作品が見てみたかったです。
Posted by K*th2 at 2009年10月10日 11:26
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