この子は、姉妹のために作った猫ちゃんで、「チョコ」といいます。







だいぶ形崩れして、鼻もヒゲも黒ずんで擦り切れていますが…
、ホノカが大切にしている子です。


この子には、もう一匹の兄弟「シュー」がいました。



トモエのお友達だったシューは、金色の毛並みと青い瞳が自慢の子でした。



みんなはいつも一緒で、



眠るときも、姉妹の腕にはそれぞれ、シューとチョコが抱かれていました。



ヒロトを出産するための里帰りにも、二匹は姉妹に連れられて来ました。



やがて私は無事出産し、姉妹はヒロトの顔を見にやってきました。



トモエの腕には、シューがいなかった。



退院してから家中捜しましたが、とうとう見つかりませんでした。



私は、あの子はヒロトを無事出産するためのお守りで、役目を果たして旅に出たんだと思いました。



トモエはしょんぼりしていましたが、



「きっとどこかで幸せに暮らしているよ」と言い聞かせました。



本当にそうであって欲しいです(^^)